誰もやりたがらない「フリー」をやる理由は「恩返し」したいから。

 

佐藤 史郎 

2009年入社

学校卒業後、飲食店など複数のアルバイトを経験し、その後パチンコ店を経営する会社に入社。約5年の勤務の後、大工に転職。2年あまりの経験後、運送会社へ転職してトラックのドライバーに。そこで代表の大里と知り合う機会があり、誘いを受けて入社。現在に至る。

ドライバーの声に耳を傾けてくれる。

なぜ当社へ入社したか、と問われたら、「パンチパーマの怖い社長に軟禁されて」と答えるようにしています。もちろん、そんなわけはないんですが(笑)、そんな冗談が言えるくらい雰囲気の良い会社だということは、間違いありません。社長の大里とは、最初は「何かあったら、声をかけて」と言われたくらいで、強く誘いを受けたわけではありませんでした。前職の運送会社と比べて当社は、通勤面でも時間がかかることもあって、進んで転職しようという考えもなかったのですが、社長の大里はドライバーたちの声に耳を傾けてくれる印象が強かった。それが当社へ転職しよう、と決意した一番の理由だったように思います。

まるでユーティリティプレイヤー。

入社当初は、いわゆる「定期便」のドライバーを担っていました。「定期便」とは、常時お取り引きをいただき、定期的に荷物の輸送をご依頼いただいているお客様向けの便のこと。毎日、同じ物流センターへ集荷にうかがい、店舗などの同じ配送先へ、決まった時間に荷物をお届けするのが仕事です。現在の私は、その「定期便」からは外れて、「フリー」と呼ばれるような荷物の輸送のご依頼に対応するドライバーを務めています。不定期なご依頼の荷物の輸送業務ですが、「定期便」のドライバーに負荷がかからないようフレキシブルに対応する、スポーツ選手で言えばユーティリティプレイヤーのような働き方をしています。

「フリー」の仕事を引き受ける理由。

「フリー」の仕事は正直なところ、自分も含めて人があまり積極的に「やりたい」とは思わない仕事だと思っています。それなのになぜ、私が引き受けているかというと、理由はいくつかあります。一つは、不規則なスケジュールになりがちな「フリー」の仕事を、ドライバーに不安のないように調整してくれること。社長の大里をはじめ、運行管理を担う人たちがみんな、ドライバーの気持ちを考えてスケジュールを組んでくれるから、安心して「フリー」の仕事を引き受けられる環境が整っています。もう一つは、当社が私の面倒を見てくれたり、成長させてくれたりしたという実感が私にはあるので、「フリー」の仕事を引き受けることでその恩返しができればいい、と考えているということ。「フリー」の仕事で訪れた配送先とのコミュニケーションを円滑にすることで、リピートしていただけるお客様も少なくない。そうすることで、会社が自分の存在価値を感じられたらいいな、と思っています。

コミュニケーション能力をフル活用。

「入社して良かったことは何か」と聞かれると、「コメディアンになれたこと」とよく答えています。いや、本当にコメディアンになったわけではありませんが(笑)、もともとコミュニケーション能力には自信のあった自分にとって、「その力を自由に活かしていい」と感じさせてくれる雰囲気があったのはとてもありがたかったですし、居心地の良さを感じさせてもらいました。そしてそんな雰囲気が、社長の大里を中心に形成されているのは間違いありません。ギスギスすることなく、互いに声をかけ合って、明るく、気を使わずにいられる職場づくりに、全員で取り組んでいますので、そんな雰囲気の中で働きたい、と思っている人にとっては、当社はとてもお勧めの会社だと思いますよ。